年金と健康保険の手続き
さて、無職になったら必ずやっておくべきことがあるのです。
それは年金や税金などの社会保険手続き。ここでは年金と健康保険について説明します。
(1) 国民年金
退職後の国民年金の手続きは、独身者と被扶養者で異なってきます。
1. 独身者の場合
会社を退職すると国民年金には個人で加入することになります。
これまでは毎月の給料から自動的に保険料13,580円が引き抜かれていましたが、これからは自分から払わなくてはいけません。
退職後に、年金手帳と印鑑をもって市区町村の年金担当窓口に行きましょう。
2. 被扶養者の場合
扶養者が年金に加入している場合、扶養者の勤務先の担当窓口で手続きを行うことになります。
必要な書類は年金手帳と第3号被保険者届出書になりますが、その他詳細については扶養者の勤務先に聞いてみてください。
(2) 健康保険
「ケガなんかしないから大丈夫」なんて思っていても、万が一の時を考えて健康保険には加入しておきましょう。医療費の7割補助はありがたいものです。
加入手続きは次の3つに分かれます。
1. 国民健康保険に加入する
健康保険被保険者資格喪失証明書と印鑑をもって市区町村の国民健康保険課へいきます。具体的な手続きや保険料は自治体によって異なるので、事前に国民健康保険課へ連絡しておきましょう。せっかく役所に行くのだから国民年金と健康保険の手続きは同じ日に済ませておきましょう。
2. 配偶者または父母の被扶養者になる。
加入条件や必要書類は各健康保険組合により異なります。事前に連絡しておきましょう。
3. 退職前の健康保険を継続する
被保険者資格喪失日の前日まで継続して2ヶ月以上の加入実績がある場合、退職日から20日以内に申し出ることによって退職後2年間は引き続き退職前の健康保険に加入することができます。この制度の場合、給付内容は現役のときと同じですが、会社補助がなくなるため実質支払い保険料は2倍になります。
寿退社でない退職者のほとんどは①か③ではないでしょうか・・。
私は1.でした。