退職できる条件
終身雇用が崩壊しつつあるといっても、やはり退職・転職というのは人生の大きなターニングポイントになりうるものですよね。行動を起こすのであれば、退職後のことも考えておかなくてはいけません。
何も考えずに辞めて後悔してしまうのは自分です。少なくとも次のことだけは安心できるようにしておきましょう。
(1) お金のこと
転職先が決まっている人は別として、会社を退職した場合これまでの毎月収入がなくなることになります。「税金や年金の支払はどうなるの?」って思われるかもしれませんが、残念ながら退職後も払わなくてはいけないのです。これらの費用は前年度所得に応じて適用されるため、「無職だから払わなくてもいいじゃん」なんて主張は認めてくれません。
更に、日々の生活費が当然かかってくるし・・・と。
こんな感じで無職でも一定の支出が発生してしまうわけです。不安があるのなら、退職を考えたときから少しでも節約に励んでください。どれだけ貯金をしているかが勝負です。
ちなみに雇用保険の失業給付は自己都合退職だと退職日から約4ヶ月間過ぎないともらえないので、最低でも生活費4か月分を貯めておくことが必要となります。
(2) 辞めることで得るものは?
退職・転職はこれがなくっちゃ始まりません。
せっかく辞めるのですから、少しでもハッピーになりましょう。
退職によって必ず得られるのは『時間』です。「その時間を使ってこれからはこういう生活をしたいなぁ・・」というものをイメージできるようにしておきましょう。
無責任な言い方になってしまいますが、私的には、具体的に「○○をしたい!」とかの目的が必ずしも決まっていなくても良いと思っています。退職後のゆっくりとした生活の中で自分のやろうとすることが固まってくることもありますし。
自分が置かれている状況を踏まえて考えていきましょう。退職後の時間を使って自分をどこまで磨くことができるかはあなた次第です。
(3) 今後のキャリアへの影響
転職が一般的になりつつあると言われてても、まだまだ再就職は楽ではないご時世です。若い人であっても、特に転職回数がやたら多かったり、無職期間があると人事担当者から疑問の目で見られてしまうのです。
「なぜ前の会社を退職したのですか?無職のときには何をしてたのですか?」と問われた際にそれなりに納得できる理由が言えるようにしておきましょう。