退職の意思を伝えよう
退職活動で一番の難関がコレです。
辞めたい辞めたいって思っていながら切り出せずにいる人がたくさんいるんです。
でも、これをクリアしないことには新しいステージへの道は開けません。
戦争する覚悟でいきましょう(笑)
といっても、「こんな会社辞めてやらぁ。」と叫んだり退職願いを叩きつけたりしてはいけません。上司の部下管理力などが疑われてしまい、あとあとモメてしまうなんてことにも・・・。不満や野望は胸の内にひそめ、対面上はやんわりといくことを心がけます。狙うは円満退社です。
ちなみに退職意思を伝える相手は直属の上司ですよ(課長とか)。いきなり人事部に乗り込んだり、社長に突撃するのはNGです。
(1) どうやって伝えるか
意思表示の仕方ですが、1対1の場で伝えるのがベストです。メールで片付けようなんてもってのほか。
また、同僚に相談して同僚がこっそり上司に「○○君、退職したいみたいですよ・・」と伝言してくれるなんていう状況を期待しちゃダメです。ツラいですが、ここは自分から行動しましょう。
さて、その1対1の状況ですが、いざ作ろうとしても結構難しかったりします。
うまいやり方は直接でもメールでもいいので「仕事のことでちょっと相談したいことがあるのですがお時間いただけませんか?」とか言ってみましょう。「じゃあ16時に会議室で話しましょう」と言ってくれるでしょう。
ちなみに私は課長と仕事の打ち合わせをした後に「実は・・・」って切り出しました。
(2) 退職交渉
退職意思をつげたら、きっと上司からはこんな質問がされます。「どうして辞めたいの?」「うちの会社のどこに不満があるの?」などなど・・・。
有休はとれないし、給料は低いし、サービス残業は多いし、トイレは汚いし、パートのおばちゃんのミニスカが気になってしょうがない・・・等不満はいくらでも出てくるでしょうが、それらは極力黙っておいて前向きな退職理由を告げましょう。○○がイヤだから辞めるというと「じゃソコを改善したら残ってくれるね?」みたいなイヤ~な展開になってしまいます。ウソを言うのは忍びないですが、どうしても辞めたいのであれば人生の夢とかその会社で絶対にできないことを出しましょう。
また時には「○○部門で新しいことをやってみてはどうだ?あそこなら君にぴったりだ。」という説得を受けることもあります。確かに一考の余地はありますが、「辞められてしまうと査定に響きかねない。ここさえ乗り切れば・・」という裏があることも覚えておいてください。
う~ん、どうしようと思ったらその場で決断しないで「もう一度考えさせてください」とか「保留にさせてください」と言っておきましょう。意思が変わらなければ別の日に「気持ちは変わりませんでした」と言えばいいのです。
(3) 明確な意思を持つ
課長と話したり部長と話したり人事部長と話したり・・。何度も何度も交渉をしているとその疲労度はかなりのものになります。
時には話しが平行線のまま長引くこともありますが、退職意思だけは常に明確にしておきましょう。
交渉余地があると思われれば、当然色々な手段で引き止めてきます。
「あ、こいつの意思は変えられないな・・」と思わせることが重要です。
そっちのほうが上司のためでもあります。